『一人でいる部屋は・・・広すぎる』

その空間に押しつぶされそうになった俺は・・・
気づいた時には・・・家を飛び出していた


真夏の暑さが・・・まだ残る、午前0時の街
俺は・・・、何をするわけでもなく・・・
ただ・・・、まるで夢遊病者のように・・・歩いていた


目的地は無い・・・
誰と会うわけでもない・・・
ただ・・・、居場所を求めて・・・

『俺のいる場所』

そんな簡単な事も・・・
俺には解からなくなって・・・
ただ・・・、歩いていた


辿り着いた・・・、真夜中の公園
小さなブランコと・・・
象の・・・滑り台
ここは・・・思い出の場所
との・・・時間が・・・詰まっている
俺は・・・、小さなブランコに腰掛けて
天を仰いだ


天空には・・・、幾つもの星が
明るさを競うように・・輝いていて
この地上で・・・ひとりぼっちの
ちっぽけな俺を・・・笑っている



たった一人で・・・夜を過ごすようになったら
こんなにも・・・心が「感じる」のだろうか
寂しいとか・・・一人ではつまらない・・とか
そんな・・・形容をされる感情が
胸の中を・・・渦巻いている


いつからだろう
俺は・・・一人でいるよりも
おまえといる時間の方が長くなっていった


多分・・・
過ごしている時間の長さは関係なくて
その「濃密さ」が・・・重要な事に
今・・・気付いたのかもしれない


おまえが・・・傍に居てくれること
本当は当たり前じゃ無い
でも・・・、そんな事すら気付かずに
おまえの優しさに・・俺は・・・、甘えていたのかもしれない


俺は・・・ポケットから携帯を取り出して
メールを書き始めた


『待ってるから・・俺   珪』


たった・・一行だけの・・・愛の言葉



おまえを包み込める・・・
大人の男には・・・
なりきれないかもしれないけれど・・・
俺の腕の中に・・・戻ってこないか?


俺には・・・、こんな不器用な愛し方しか出来ないけれど
ずっと・・・ずっと
おまえが戻ってくる日を・・・待っている


・・・愛している
俺は・・・おまえだけを・・・愛している


END

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